毎年、クリスマスにちなんで開催されている
美術館の創作ワークショップ。
今年は「雪の結晶のイコン」をつくります。

今回、講師をつとめてくださる伊藤知宏さんは、国内外で活発に絵画作品を発表している美術家です。講座室では、その作品も展示しました。

「イコン」とは、キリスト教の礼拝に使用する聖像画のこと。
今回描くのは雪の結晶ですが、静かな空間で絵に向き合い、集中して描くことは、自己と対峙することにつながります。

雪の結晶のサンプル画像をならべてみると、本当にいろいろな形をしています。
自分が「これ」と思う形を選んで、スタートです。

「イコン」は、一般的にテンペラ画を指しますが、今回は現代風にアレンジして、アクリル絵の具を使います。

膠を塗っておいた木の板に、思い思いの雪の結晶を描いていく。
講座室が、とても静かになっていきます。

伊藤先生にアドバイスをもらいながら仕上げた、「雪の結晶のイコン」。
出来上がった作品を前に、参加者全員で感想を発表します。
美しい作品の完成とともに、充実した時間を過すことができました。