→開催中の展覧会

→これまでの展覧会

→年間スケジュール




















             
        
                  《生》1974年

描写力に定評のあった洋画家・宮本三郎(1905-1974)は、色彩家(カラリスト)としての側面も併せ持っていました。最晩年に描かれた作品《生》では、裸婦の肌の表現にも赤、青、緑など何種もの色を差すなど、細やかな筆致と複雑な色づかいのなかに幻想的な世界を描いています。巧みな配色と構成はしかしその到達点ではなく、色彩への鋭敏な感覚は宮本の画業を通してあらわされているものでした。背景の説明的な描写を省略して1色の色面で表現したり、赤と緑、黄と青などの補色の関係にある色彩をひとつの画面のなかで積極的に用いたり、また、黒色をあえて画面の大部分に使用した作例なども、その特徴的な例といえるでしょう。本展では、これらの作品群を赤・青・黄・緑など色調ごとに展示して、宮本三郎の絵画における色彩の魅力に迫ります。

○出品リスト
○展覧会チラシ




《女優》 1961年



《(ピアノ)》1945-48年頃



《裸婦(A)》1962年 



《化粧室の裸婦》1965年



《(セーヌ河岸)》 1952-53年頃



《黄色バックの花》1961年頃

※( )は題不詳のため仮題

開館20周年記念 Colorful ―宮本三郎 彩られた世界

会 期
2024.4.2火― 9.1日

開 館 時 間
10:00-18:00(最終入館は17:30まで)

休 館 日
毎週月曜日

ただし、4/29月・祝、5/6月・振休、7/15月・祝、8/12月・振休は開館
4/30火、5/7火、 7/16火、8/13火は休館

観 覧 料
一般200円、65歳以上100円、高校生・大学生150円、小学生・中学生100円、障害者100円

小学生・中学生・高校生・大学生の障害者、介助者(当該障害者1名につき1名)は無料。
世田谷区内在住・在校の小学生・中学生は土・日・祝休日は無料 ※20名以上は団体料金





(C) SETAGAYA ART MUSEUM All Rights Reserved.
当館ホームページ内に掲載されている全ての画像・テキストの無断転用・転載をお断りします